泳げない原因について           

 動物と違い人間は本来学習しないと泳ぐことが出来ません。また水泳を練習する上で「恐怖心」が邪魔をして泳げないといわれます。泳げないから水に対して恐怖心を抱くのはむしろ当然ですが。
恐怖心の内容は
1.顔が水につかることから、息ができない、耳や目に水が入り不快だというもの
2.つかまりどころのない不安定感
3.水圧による呼吸のときの息苦しさ
4.水中での体の支点の移動による感覚のズレ=水中では重心(ヘソのあたり)とは別に浮心(押しのけた水の体積の中心で みぞおちのあたり)が生じ力学的に足が下がることによって釣り合う。つまり”沈む”!
---などがあげられます。上手な人は巧みに体をリラックスさせて支点を移動し、バランスをとって浮かびますが、泳げない人は不安定な状態をコントロールできないため、沈むという恐怖心からあせり、動揺し体を硬直させてしまい足から沈んでしまいます。

 その解決法                             

 恐怖心を取り除くには「水に慣れ親しむ」ことから始め、「浮く、進む」「初歩の泳ぎ」へと段階を追って指導することが必要です。その際、いやがることをムリに強制せず、あくまでゲーム性のあるメニューを組み、”楽しさ”を優先させるべきだと思います。
第一段階(水慣れ)では「水中歩行」「顔付け」「目開き」「水中での息の吐き出し」などが主な内容となります。
第二段階(浮く、進む)では「ダルマ浮き、クラゲ浮き、伏し浮き、背浮き」「浮いてから立つ」「け伸び」「腰かけキック」「壁キック」「初歩呼吸」など
第三段階(初歩の泳ぎ)では「ビート板キック」「板ナシキック」「背面キック」「カエル足」「ドルフィンキック」「各泳法のプル」「ノーブレクロール」「呼吸法」「初歩的泳法」「立ち飛び込み、スタート」などを指導します。